こんにちは。『多世代交流プラザ(まちかど健康空間)』です。
日に日に寒さが厳しくなり、冬本番となりました。みなさま、お変わりございませんでしょうか。
師走を迎え、慌ただしい日々をお過ごしのことと存じますが、冷え対策を行って、寒い季節を乗り切っていきましょう。
「冷えは万病の元」と言われるように、体が冷えることにより、様々な不調が起こりやすくなります。
冷え性(冷え症)には幾つかのタイプがあり、それぞれで改善方法が変わってきます。
ご自身がどのタイプに当てはまるのかを確認したうえで、適切な対策を講じるようにしましょう!!
① 下半身冷え性
「下半身冷え性」は上半身は温かいのに、お尻や太ももなどの下半身が冷えている状態です。
姿勢の悪さ、デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続ける、骨盤のゆがみ、下半身の筋力が弱い、運動不足などの原因により、下半身の血行が悪くなることで起こりやすくなります。
「下半身冷え性」のかたは、普段の習慣を見直すと同時に、入浴などで身体を温める、下半身を中心に筋トレやストレッチを行って、基礎代謝と血行を良くすることを心がけましょう。
② 末端冷え性
「末端冷え性」は、血流が悪い、または血管が細くなっていて、身体を温めるためのエネルギーが不足しているため、手足の末端部分まで血液が送り届けられずに、手足の末端が冷えるタイプの冷え性です。
運動不足や栄養不足、無理なダイエットが原因となることが多く、10~20代の女性に起こりやすい冷え性となります。
手足が冷えるため、その部分ばかりを温めようとしがちですが、手足を温めるだけでは改善せず、肩こり、頭痛を伴うケースが少なくありません。
人間の体はまず内臓を温めようとするため、お腹や腰回りなど、身体の中心から温める方法が有効です。
食事や運動、入浴で身体の中心から温めることにより、末端の手足まで血液が行き渡るようにしましょう。
③ 内臓冷え性
「内臓冷え性」はストレス、疲労、不規則な生活リズム、睡眠不足、過労などによる自律神経のバランスが乱れることで、血管が正しく収縮せず、内臓に十分な血液が行き渡らないために、内臓が冷えてしまう冷え性です。
よく下痢をする、倦怠感やだるさ、風邪を引きやすいなどの症状が現れますが、多くの冷え性と異なり、手足に冷えの症状はないため、冷え性と気づけないケースも多いです。
自律神経を整えるために、生活リズムを整える、身体をしっかり休める、ストレスをためない、ストレスをうまく解消することで改善を目指しましょう。
④ 全身冷え性
「全身冷え性」は、筋肉量の不足・低下を主な原因として、基礎代謝の低下により全身で冷えが起こるタイプの冷え性です。
手足はそれほど冷えませんが、慢性的に全身が冷えている状態が特徴です。
全身が冷えていると、逆に冷えを自覚しにくくなり、冷え性だと気付きにくい場合もあります。
倦怠感、疲労感、食欲低下などの症状や、免疫力が低下しているので風邪を引きやすくなったり、下痢をしやすくなったりします。
このタイプの冷え性を改善するためには、運動・食事・睡眠の3つの生活習慣を見直し、継続的な運動や入浴などにより、基礎代謝の向上に意識して取りくみましょう。
また、甲状腺機能の低下でも同じような症状が現れると言われているので、いつまでも改善されないという場合には病院に相談するようにしてください。
